なぜ子供の頭(頭皮)が臭いのか!?
特に夏場はキョーレツな臭いを放つこどもの頭!(うちの娘の場合は)枝豆を茹でたような、イースト菌のような臭いがします。しかもシャンプーした後にドライヤーをかけたときに、まだその臭いが残っていたりします。
このキョーレツな臭いは、なんで発生するの?子どもだから新陳代謝がいいから?
大人の頭皮の臭い原因とはまた違うのでしょうか?理由を探ってみました。
理由@ 頭皮がしっかり洗えていないため。
子供自身にシャンプーさせると、泡立てることだけに満足し、中途半端に洗ってしまい、頭皮が洗えていないことが多いようです。
頭皮にたくさん詰まった洗い残しが臭ってしまったり、汗をかいてなかなか乾かない髪や地肌に雑菌が繁殖する事もあり、こうした皮脂や雑菌も臭いの原因の一つです。
更に、皮脂膜が古くなると雑菌の温床になり、臭いが強くなります。
つい子どもに任せておけば楽なので放ってしまいがちですが、親が仕上げをしてあげたり、シャンプーの仕方をきちんと教えてあげましょう。古い皮脂膜を上手に取り除くために、爪は立てずに頭皮をそっとマッサージするように指の腹で洗い、頭皮に洗い残しがないようにくまなく洗います。
理由A すすぎがしっかりできていないため。
大人と同じですすぎもとっても大事です!子どもは泡さえ落ちればいいと思っていたり、面倒くさがってちゃんとすすがない傾向があります。お風呂から上がったときにもまだ髪に泡がついていたり、髪がぬるぬるしていることがありませんか?そんな状態ではシャンプー剤やリンスがきちんと洗い落とされていません。シャンプーやコンディショナーの成分が頭皮に残っていると、汗と混じり嫌な臭いを発生させてしまいます。
理由B 洗浄力の強いシャンプー剤での洗い過ぎ
今度は逆に洗い過ぎも原因になります!子供の頭が臭いと、つい洗浄力の強いシャンプーでごしごし洗ってしまいたくなりますが、洗い過ぎると垢や汚れと共に皮膚の正常な常在菌まで洗い流してしまいます。常在菌がなくなると黄色ブドウ球菌のようなより強い雑菌が繁殖しやすくなり、強力に臭うようになります。つまり、必要以上皮脂を落とし過ぎるとそれを補おうと頭皮から余計に皮脂が分泌されてしまい悪循環になってしまうのです。
天然成分のシャンプーのように、適度な洗浄力のあるシャンプーが子どもにも向いているということですね!
理由C 枝毛・切れ毛による頭髪の臭い
頭皮のほうではなくて、頭髪が臭っていることもあります。枝毛や切れ毛でキューティクルが傷ついていると臭い分子が強固に付着して臭いが強くなり、また持続します。ドライヤーの熱による傷み、界面活性剤の強過ぎるシャンプーなどに気をつけてあげましょう。
ドライヤーで乾かす時、最後に冷風をかけるとキューティクルが引き締まって傷みにくくなり、ツヤも出ます。
理由D 生活習慣
動物性脂肪や動物性のタンパク質の取り過ぎは、皮脂の分泌が増えて、臭いの原因になります。
また、規則正しい生活リズムや、適度な運動も大切です。運動嫌いだったりあまり体を動かさない子供は、遊離脂肪酸という物質が血中に多くなり、汗臭さが増すことがあります。
以上、子どもならではの原因もありますが、頭皮の皮脂にまつわることがほとんどの原因であることは大体大人と一緒です。つまり、子どもも、生活習慣を整え、洗浄力が強過ぎず、頭皮にも頭髪にも優しい天然成分のシャンプーで正しくシャンプーをし、しっかりすすいで、冷風機能を使いながらちゃんと乾かすことが頭の臭いを改善する対策になるということですね!